令和3年度別府市市民活動支援補助金の第2次審査・公開プレゼンテーションがこのほど、2日にわたって市役所で行われた。初日は、NPO活動推進部門が、2日目は市民活動促進・活性化部門(一般枠・学生枠)が活動内容などについてプレゼンした。
審査会の福谷正信委員長ら7人が、それぞれの取り組みと費用対効果などについて話を聞き、公益性、実現性、課題把握、協働性、発展性、主体性、組織強化、プレゼン力の8項目で評価した。
NPO部門では、パンフレット作成や人材育成型教材としての動画制作、アートを通じた子育て環境の向上、共同温泉の紹介動画や冊子を作る事業や当たり前のように利用している温泉や地域を地元が再認識するための人材育成型教材の作成、多様な雇用機会の創出と子育て環境の向上を目指す取り組みなどが説明された。
委員からは「委託先が東京とあるが、なるべく地元の人材を活用してほしい」「事業内容の焦点をもう少し絞った方が良いのでは」などの意見が出た。
結果、NPO活動推進部門には6団体から申請があり、自立支援センターおおいたの「別府・大分バリアフリーツアーセンターパンフレット作成事業」、別府八湯温泉道名人会の「共同温泉の紹介動画・冊子制作及び動画制作研修」、マックネットシステムの「治療中の患者さんに素敵な笑顔を!~アピアランスケアの提供~」の3つの事業に交付が決まった。
市民活動促進・活性化部門の一般枠には5団体から申請があり、あまいろ商店の「あまいろ商店~値札のないスーパーマーケット~」。学生枠は2団体から申請があり、別府大学のジビエ料理研究会・狩猟サークル「市内での有害鳥獣捕獲と、別府産ジビエの消費振興」、同温泉同好会の「別府の宝である温泉や資源に焦点をあてた歴史的アーカイブス収集活動及び展示・印刷物による発表」が決まった。