明豊は専大松戸と対戦

オンラインで決意を述べる幸修也主将

 第103回全国高等学校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日午後4時、オンラインで行われ、出場49校の組み合わせが決まった。
 大分県代表の明豊(別府市)は、大会4日目(12日)の第2試合(午前10時30分)、千葉県代表の専大松戸と対戦する。
 明豊は、夏の甲子園4年ぶり7回目の出場で、今年は春夏連続出場。強打が持ち味だが、機動力と堅守もあり、投手も継投リレーで相手打線を封じ込める。大分大会では、終盤でも得点を入れて流れを一気に変える力を持つ。
 幸修也主将は「専大松戸高校は、投手陣も打撃陣も隙が無く良いチーム。春の選抜で準優勝と悔しい思いをしたので、その思いを毎日思い出しながら練習に励んできました。夏、絶対に日本一になると思い練習していますので、日本一になりたい。選抜の決勝戦では、打撃も守備も隙があったので、隙を無くすよう毎日練習してきました。明豊らしい全力プレーで、先輩たちの目標でもあった『日本一』を成し遂げるように頑張ります」と語った。
 専大松戸は、甲子園には明豊と同じで春夏連続の出場を決めており、合計出場回数は夏2回目、春1回。170校157チームが約3週間にわたり熱戦を切り広げた千葉大会の覇者。投手陣は夏にかけて底上げをしており、2枚看板で投手戦をする。大会決勝戦では、6―6の延長13回のタイブレーク無死満塁の場面で、吉岡道泰選手がサヨナラ満塁本塁打を打つなど、勝負強さを見せた。
 石井詠己主将は「明豊高校は、選抜で準優勝していますし、投打においてもトップレベルのチーム。まずは自分たちの野球をやることを第一に考えています。(千葉大会で優勝したときは)選抜で悔しい思いをしたので、もう一回甲子園に戻れるということが嬉しかったです。選抜大会時と比べて、投手陣も打撃陣も良くなっているので1点ずつ取る野球で頑張っていきたい」と語った。
 大会は9日午前9時、阪神甲子園球場で開会式があり、選手宣誓は小松大谷(石川県代表)の木下仁緒主将が行う。
 大会は、代表校の学校関係者に限り入場でき、一般の観客向けのチケット販売は行わない。