東京2020パラ聖火フェスティバル

各市町村の代表がそれぞれの方法で採火した
聖火を1つに集め、リレートーチに点火された
ランタンに入れられた「大分県の火」

 大分県は、東京2020パラリンピック聖火フェスティバルを締めくくる集火式・出立式を16日午後4時、別府市の太陽の家で開催した。新型コロナウイルスの感染拡大予防対策として、関係者のみで行った。
 大分県実行委員会会長の尾野賢治副知事が「大分県からは中西麻耶さんをはじめ5人のアスリートが出場します。私たちに希望を与える勇姿を見せてくれると思います。各市町村で思いを込めた採火の炎がコロナ禍でも希望を持って歩み続ける光になると思う」とあいさつ。
 開催地の長野恭紘別府市長は「コロナで開催が1年延期されましたが、各市町村がそれぞれの特徴を生かした火を県の火として1つなることは、感慨深い」と述べた。
 引き続き、18市町村の17(九重町と玖珠町は合同)の採火が各市町村の代表者によって運ばれ、1つの炎となった。出立者の児玉愛美さんが聖火リレートーチにその火を点火して、掲げると大きな拍手が起こった。児玉さんはジャパンパラ水泳競技大会で7連覇を果たすなど活躍。指導者としても活動をしている。児玉さんが「大分県を代表して、太陽の家から東京へ、皆さんの思いが込められた聖火を届けます」と力強く宣言をして、出発した。聖火はランタンに入れられて東京に届けられ、東京で各都道府県から集まった聖火を1つにする。