感染急拡大で「第5波」の認識

 大分県と大分市は20日、1815件のPCR検査等を行い、大分、別府、宇佐、中津、豊後高田、豊後大野、日田、由布、佐伯、津久見、臼杵、国東の各市と日出、玖珠の各町、県外の10歳未満から80歳以上の男女214人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日の新規感染者は4日連続で最多を更新。感染拡大が止まらず、広瀬勝貞知事は「第5波になった」との認識を示した。県内の感染者は5239人となった。
 年代別では、20代65人、40代32人、30代31人、50代29人、10代23人、70代13人、10歳未満11人、60代8人、80歳以上2人となっており、20~40代で半数以上を占めている。
 感染経路別では、半数近い101人が「不明」となっており、家族57人、知人20人、職場16人、県外8人、会食6人、施設4人、飲食店利用2人。家庭内でもしっかりとした感染予防対策が重要。
 別府市は26人。20代10人、10代5人、30代3人、40代、50代、60代、70代が各2人で、若い世代に多い。感染経路別でみると、家族が9人、不明8人、知人6人、会食、県外、施設が各1人だった。
 その他の市町村別では、大分市が116人と多く、中津市24人、宇佐市13人、日田市12人、由布市と県外が各5人、日出町4人、豊後大野市と佐伯市が各2人、豊後高田市、津久見市、国東市、日出町、玖珠町が各1人となっている。