上人校区老連役員の研修会

講師の藤原修さんが自身の人生や車イスなどについて話した

 上人校区老人クラブ連合会(野村幸雄会長)は「令和3年度前期上人校区老連役員研修会」をこのほど、市北部コミュニティーセンターあすなろ館で行い、33人が参加した。
 研修会は、前期(春)と後期(秋)の年2回、校区内の7つの加盟クラブが輪番で担当。今回は平田町の亀寿クラブが担当。
 講師は、大分市のOP車椅子センターに務める藤原修さん(58)=大分市=。
 はじめに物故者に対して黙祷を行い、野村会長が「校区老連はワンチームです。上人本町の友愛会が今年4月に再開し、この研修会に参加していただいています。このことを皆さんとともに喜びたいと思います。研修会では藤原修さんの『私の車いす生活』をテーマに講演します。折しもまもなくパラリンピックが開催されることもあり、時宜を得た企画で、障がい者理解を一層深める良い機会になるものと考えます」とあいさつ。
 ステージに車イスで上がった藤原さんが「1982年3月に交通事故で車椅子の生活になりました。オムロン太陽に入社し、94年に退社。その後、富士通エフサス太陽に入社。2020年3月に早期退社。現在、21年に大分市のOP車椅子センターに入社し、車イスの修理や販売をしています」と話した。
 太陽の家に入所後、車いすバスケットボールを行い、指導員の後押しで第4回大分国際車いすマラソン大会のフルマラソンに参加している。壇上で、通常の車イスからレース用の車イスに乗り換える場面があった。
 質疑応答後、参加者数人が車イスを体験した。