大分県は独自対策進める

 大分県と大分市は25日、2336件のPCR検査等を行い、大分、別府、由布、宇佐、中津、佐伯、杵築、日田、竹田、臼杵、豊後高田、国東の各市と玖珠町、県外の10歳未満から80歳以上の男女186人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は6千人を超え、6157人となった。
 年代別では、20代46人、40代41人、10代と30代が各25人、50代23人、10歳未満11人、70代6人、80歳以上5人、60代4人となっている。
 感染経路別では、「不明」が半数以上を占める83人で、家族55人、職場22人、知人10人、会食4人、学校、飲食店利用、県外が各3人、施設2人、寮1人。
 別府市の新規感染者は26人。年代別では、20代8人、40代5人、30代と50代各4人、10代2人、60代、70代、80歳以上が各1人。感染経路別では、不明が9人、職場、知人、家庭が各4人、飲食店利用2人、寮、県外、会食が各1人だった。
 その他、市町村別では、大分市102人、中津17人、宇佐市9人、豊後高田市6人、臼杵市と県外各5人、由布市、日田市、杵築市、竹田市各3人、国東市2人、佐伯市と玖珠町が各1人。
 政府が緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の提要対象を広げる中、九州では、大分県のみがいずれも適用されいない、大分県は9月12日まで、独自の対策で感染拡大を防止したい考え。広瀬勝貞知事は、独自の対策を行う方が「スピーディで弾力的」として、現時点では、国に適用を申請しない方針を改めて示した。