別府大学でコロナワクチン接種始まる

29日から始まった別府大学の職域接種

 学校法人別府大学は新型コロナウイルスワクチン職域接種(大学拠点接種)を29日から、別府大学39号館でスタートした。第1回目は同日から9月7日、第2回目は9月26日から10月5日まで。接種ワクチンは、モデルナ社製。
 対象は、別府大学・別府大学短期大学部の学生、教職員、学校法人別府大学関係者や企業関係者。最大1日200人とし、全体で2千人を対象に予約を受け付け、計1230人が予約した。
 8月29日は、学生ら120人が接種。医師が問診後、看護師が学生や教職員らの利き腕とは反対の腕に接種した。その後、学生らの体調やアレルギーなどから15~30分待機した。
 入室時に手指消毒、検温をし、学生らが予診票を記入する際に使った机やイス、待機したイスなどは学生らが移動する度に消毒した。また、スタッフはフェイスシールドとマスク着用した。
 第1回目の接種を終えた国際言語文化学科1年の男子学生は「新型コロナにかかったときに、少しでも症状が軽くなるので接種しようと思いました。自分が通っている大学で接種できることは、とても幸せなこと。1回目を打ちましたが、思ったより痛くなかった。今後も、不要不急の外出は控えて、マスクの着用と消毒の徹底をします。遊びに行きたい気持ちはあるが、新型コロナに罹る恐れがあるので、それを抑えないといけない」と答えた。
 モデルナ社製ワクチンは異物混入があったが対象ロットは大分県内には無い。別府大学での接種前には異物が混入していないか確認をしており、何も入っていないことを目視でチェックしている。