溝部学園バスケが佐伯市で合宿

田中利明佐伯市長がサプライズ訪問した、溝部学園高校バスケット部合宿

 別府溝部学園高校(佐藤清信校長)のバスケットボール部員が、総合的なバスケットセンスを磨くためにと、8月の夏休みに佐伯市で合宿を行った。
 来る10月に予定されていた「第97回天皇杯全国大会」(今大会はコロナ禍で開催中止)で出場資格を獲得した全国でも珍しい高校生チーム。
 一行40人は去る8月12日佐伯市役所に田中利明市長を表敬訪問。市内の五所明神で安全祈願祭にのぞみ、佐伯市からの好意で練習会場の市総合公園体育館でトレーニング。
 練習中は田中佐伯市長自ら会場を訪れ、「サプライズ」で選手を激励。2日目は大入島でチームワークやコミュニケーション能力向上を目的に島民と交流、3日目は佐伯平和祈念館を見学して、戦時遺産を見つめながら平和の恩恵について学んだ。
 溝部バスケを受け入れた田中佐伯市長は「高校生アスリートの来訪は、当市としても大変明るいニュースの一つ。短期間ながら市民との交流も出来たようです。青春の日々、思い出の一頁に『佐伯』を選んでいただいた……」。
 (学)溝部学園溝部仁理事長は「今後も地域のご支援を頂きながら、チーム強化に役立てていきたい。佐伯の素晴らしさは彼らの思い出に残ったようです」とそれぞれ目を細めてコメントしていた。