「持続可能」別府観光あり方検討会議立ち上げ

ワーキンググループで4つのテーマに沿って議論した

 別府市は、旅行に対する価値観や観光需要の変化に対応した、持続可能な観光地としての体制構築を目指して、「別府観光あり方検討会議~つながり、つむぎ、つなぐ~」を立ち上げ、15日午後2時、市役所で第1回会議を開いた。
 新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込む観光だが、アフターコロナを見据えて、新しい別府観光のあり方について議論をしていく。大学生、旅館ホテル、観光事業・施設、別府市の関係課など約30人が出席した。
 長野恭紘別府市長は「会議に参加している人はそれぞれの分野でのエキスパート。キタンのないご意見をどんどんと言っていただき、熱い想いをぶつけてもらえればと期待しています。こういう時期だからこそ、皆さんと一緒に別府のことを考えられる時間が出来た。気持ちをしっかりいただき、力を貸していただきたい」とあいさつ。
 公益財団法人九州経済調査協会が「別府観光の現状と課題」について説明。別府市の観光客数はコロナ禍前では、増加傾向にあったが、新型コロナの影響で大きく落ち込んでいる。コロナ禍前までの傾向を見ると、福岡県からの割合が最も高いが微減の傾向で、近畿地方からは微増と説明。外国人観光客については、ラグビーW杯もあり、2019年には大幅に増加した。課題としては、産業の偏りと外国人観光客の地域偏在リスク、1人当たりの観光消費額の上昇、個人観光向けのコンテンツの造成などをあげた。
 引き続き、「ユニバーサルツーリズム」「観光DX(デジタルトランスフォーメーション=最新のITを活用して、人々の生活をより良いものへと変革させるという概念)」「免疫力日本一宣言の実現」「食×観光」の4つワーキンググループに分かれて意見を出し合った。
 会議は年内にあと3回開かれ、市への提言をまとめる。