APUと別府大学が秋の卒業式

米山裕副学長から学位記を受け取る卒業生=APUミレニアムホール
飯沼賢司学長から卒業証書を受け取る卒業生=別府大学

 別府市内の2大学で「秋の卒業式」が17日、挙行された。
 立命館アジア太平洋大学(APU)は正午から、APUミレニアムホールからオンラインでライブ配信された。新型コロナウイルス感染防止のため、卒業生は市内や母国などから見守った。卒業生は42カ国・地域の597人。
 学長代行の米山裕副学長が「世界に散らばる友人とつながり合い、励まし合いながら学業を継続し、卒業・修了後への道を切り拓いてきました。皆さんの『逆境に負けない力』に心から敬意を捧げたい」と式辞を述べた。
 卒業生を代表して、アジア太平洋学部のフランシス・ディネスラ・アシェンさん(スリランカ出身)が「卒業は新しい旅の始まりです。強く、勇敢であって下さい。出来ると信じれば、何でも出来ます」。
 大学院修了生のホ・ティ・キム・チさん(ベトナム出身)もそれぞれ述べた。
 別府大学は同日正午、メディアホールであり、38人が卒業した。
 卒業証書と学位記授与では、飯沼賢司学長から卒業生代表の趙佳琳さん(国際言語・文化学科)、片岡憧美さん(史学・文化財学科)、曹文君さん(人間関係学科)、劉楠さん(国際経営学科)の4人に手渡された。
 飯沼学長が「みなさん、大学生活には、それぞれ、さまざまな思い出ができたと思います。大学で学んだ建学の精神、大学で得た知識、先生との出会い、友人との出会い、そして、異国の文化と人との出会いがあったはずです。そこから受け取ったもの、これからも続く長い交流は、人生の宝であり、生きる力となります。別府大学の学生時代に得たこの宝、この力を大切にして育てて行ってください」と式辞を述べた。