飲食店の時短営業要請など26日で解除

 大分県と大分市は22日に1360件、23日に1387件のPCR検査等を行い、大分、別府、杵築、豊後大野、豊後高田の各市と日出町の10代から70代の男女33人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。22日は14人、23日は19人で、県内の感染者は計7987人となった。
 2日間の年代別では、20代、40代、50代各9人、30代3人、10代、60代、70代各1人。感染経路別では、不明19人、家族8人、職場4人、知人2人となっている。
 別府市は22日1人、23日2人。30代2人、20代1人。不明2人、職場1人。別府市以外の市町の2日間の感染者数は、大分市23人、杵築市、豊後大野市、日出町が各2人、豊後高田市1人だった。
 大分県は22日、感染状況を示す指標の1つである病床使用率も「ステージ2」となったことから、全体のステージを「3」から「2」に引き下げ、不用不急の外出自粛や飲食店に対する時短営業の要請を26日で解除することを発表した。「新しいおおいた旅割」の利用も予約を23日から、利用を27日から再開。ワクチン接種についても、2回目の接種を終えた県民の割合が過半数を超えており、今月末には少なくとも1回目の接種を終える人が7割を超えるとみている。
 しかし、感染力が強いと言われるデルタ株の増加などから、気を緩めると、再び感染が拡大する恐れもあることから、マスクの着用、会食はマスク会食で少人数、短時間として、手指の消毒、こまめな換気、人と人の距離を取るなど基本的な感染予防対策の徹底を引き続き行うように呼びかけている。

基本的な感染予防活動を

 別府市新型コロナウイルス感染症対策本部(本部長・長野恭紘別府市長)は22日、大分県の対応を受けて、今後の対応をホームページで公表した。
 別府市の感染状況は9月上旬には1日35人の感染者が確認されたこともあったが、最近2週間ほどは1ケタ台で推移をしている。しかし、連日、感染者が確認されていることに変わりはない。
 対策本部では、感染リスクを回避するために▽入念な手洗い▽不織布マスク着用▽密の回避▽黙食▽こまめな換気などの基本的な感染防止策の徹底ーへの取り組みを呼びかけている。