別府警察署(幸野俊行署長)は9月22日午後1時30分、特殊詐欺被害未然防止に貢献したファミリーマート別府若草町店(森一文店長)に感謝状を手渡した。
感謝状を手渡した幸野署長は「だまされている人に多いのが、これはちがう、私はちがうと思っている。警察やコンビニ、金融機関の水際で被害を防いでいただきたい…」と述べた。
ファミリーマート別府若草町店に5日午後、女性(80)が電子マネーカードを購入するため、来店。会計終了後に「これどこで買える」とアルバイトの佐野理恵さん(41)に聞いた。「誰に頼まれたのですか」と訪ねると、女性は「メールで」と答えたので、森店長と一緒に対応。女性から話を聞くと▽3千円送ると3億円の配当金がもらえる▽耳馴染みのない電子マネーだった▽電子マネー購入に不慣れな様子▽少額ではあったが利用目的を聴取したところ、詐欺を疑ったこと▽高齢女性は当初拒否したが、別府署作成のビラを活用し、警察相談を促して了承を得たこと―と判明。そのため、速やかに別府署に通報した。
森店長は「特殊詐欺等防止のため、別府警察署からチラシを活用しています。感謝状をもらったことで、特殊詐欺が身近にあると実感した。今後もさらに声かけを行っていく」。
佐野さんは「若い人にも特殊詐欺被害があるため、別府警察署からもらったチラシなどを渡しています。十分に気をつけて下さい」とそれぞれ話した。