大分県立別府翔青高校(阿南典久校長、752人)は「青藍祭体育の部」を15日午前8時40分、同高校グラウンドで開催した。
開会式で、阿南典久校長が「この爽やかな秋晴れの下、今年度の別府翔青高校青藍祭体育の部が、2年ぶりに本校グラウンドで全校生徒がそろって、開催できることを大変うれしく思っています。それぞれ力の限り、精一杯、頑張ってほしいと思います。体育大会の良さは、スポーツを通じて心と体を鍛えること。仲間とともに団結して競技に向かい、友情を深めることにあります。今年は、学年対抗です。それぞれの学年で団結して頑張って下さい」。
疋田啓二PTA会長は「新型コロナウイルスが猛威を振るう中、人生の中で一番楽しいはずの高校生活に制限をかけられ、悔しい思いをしていると思います。PTAとしても皆さんの応援団として、先生と手を携えて皆さんの成長をともに見ていきたいと思います」とそれぞれあいさつ。
青藍祭体育の部実行委員長の武田悠誉さんは「暑いし、みんなテントに戻りたいと思うので、短くあいさつをします。紫外線が強く日焼けをすると思うので、日焼け止めをしっかりと塗って下さい。以上です」とあいさつすると、会場から笑いが起きた。
応援団長の小園寧々さんが「我々、生徒一同は、コロナ禍で青藍祭体育の部が開催されることに感謝し、企画運営に携わってくれた方々への感謝の気持ちを忘れず、一人ひとりが一生懸命頑張り、思い出に残る青藍祭体育の部にすることを誓います」と選手宣誓をした。
競技に移り、雲一つない青空の下、全学年混合で女子は50㍍走、男子は100㍍走の予選が行われた。走っている友人を応援する声が、辺りに響いた。屋外なのでマスクの着用は生徒の判断に任されており、マスクをしている生徒、していない生徒、あご下までずらしている生徒とさまざまだった。
綱引きは、学年で選抜された男女が出場。「絶対に勝つぞ!」とクラスメートを鼓舞する声が響く中、全員が力を合わせて綱を引いていた。
午前は障害物競走、台風の目、百足競走、5人6脚の4種目、午後は応援演舞、クラス対抗リレー、大玉送り、学年対抗リレーで盛り上がった。