別府法人会の菅会長に財務大臣納税表彰

別府法人会の会長として長年活動した功績が
称えられ大臣表彰を受賞した菅さん(中央)

 公益財団法人別府法人会の菅健一会長(71)が、財務大臣納税表彰を受賞し、5日午前10時、別府税務署で伝達式が行われた。例年、表彰式が行われているが、2年連続で新型コロナウイルス感染症予防対策で中止となった。
 財務大臣納税表彰は、長年にわたって適正な国税の申告と納税を続けており、納税思想の高揚と税知識の普及活動に貢献した人などの功績を称えるもので、全国で50人が受賞。県内では菅会長を含めて3人。
 菅さんは、12年前から法人会の会長を務めている。小学生税のウルトラクイズや学校での租税教室、外国人留学生の交流会など幅広い活動を行い、子どもの頃から税について親しんで、考えてもらう活動を続けている。
 伝達式では、垣内良・熊本国税局長が表彰状と記念品等を手渡した。
 菅会長は「一番思い出に残っているのは、留学生の交流会を始めたこと。青年部の時に、社会貢献活動をしようということで、立命館アジア太平洋大学が開学前で、学生の半分が留学生という大学が出来るということで、交流会を企画しました。現在も続いていることは、うれしいこと。この2年間は、コロナ禍で活動はあまり出来ていませんが、いつも通りのことだけではなく、新しい独創的なこともやっていこうと青年部とは話しています。また、租税教育はとても大事だと思っているので、今後も続けていけようにつないでいきたい」と話した。