ミス別府の佐藤さんが一日消防長

佐藤一日消防長が市消防本部4階大会議室で服装点検を行った

 令和3年秋季全国火災予防運動(9~15日)に先立ち8日午前9時、ミス別府の佐藤杏子さん(25)が一日消防長に委嘱され、消防署員の通常点検などを行った。
 委嘱式は、別府市役所市長応接室で行われ、長野恭紘別府市長が佐藤さんに委嘱状を手渡し、「一日消防長」のたすきをかけた。
 長野市長は「冬になると空気が乾燥して火災が起こりやすい状況になります。加えて別府は『鶴見颪(つるみおろし)』という特有の西の強い風が吹きます。この風によりひとたび火災が起これば、大火になってしまう特殊条件もあります。市民の安全安心を守る、生命財産を守るためにも、ミス別府の気持ちと一日消防長の気持ちを持って呼びかけて下さい」と語った。
 佐藤一日消防長は、市消防本部に移動し、消防署員の服装点検を実施。その後、通信指令室および車両見学、はしご車乗車体験を行った。
 一日消防長の佐藤さんは「今回の活動を通して、いつどこで火事が起こるか分からないので、真剣に取り組んでいきたいと思います。これから寒い季節になり空気が乾燥して火事が起こりやすくなるので、家族で火の始末に注意を払って下さい。普段はコンセントをいろいろと使っています。コンセントにほこりが溜まると火事が起きやすいので、こまめに掃除をしています。ストーブの周りに燃えやすい物を置かないなど、小さいことでも注意しています」と述べた。
 なお、海の星幼稚園(大分銀行南支店北側歩道)と鉄輪保育園(ドラッグセイムス別府やまなみ店)の火災予防街頭啓発活動および激励は荒天のため中止した。