餅つきや各クラスで授業を開催

餅つきを6年生が体験した
5年生に防災食の重要性などを教える明石文昭堂の明石佳子さん

 別府市立境川小学校PTA(村上明子会長)と同小学校主催の「令和3年度もちつき大会&チャレンジフェスタ」が10月30日午前9時、同校体育館などで開催された。
 今イベントは、コロナ禍により児童たちが地域の大人と交流することや、日常生活の中でさまざまな体験をする機会が失われているため、PTAが地域の方々との連携をすすめ、児童たちに交流・体験活動の機会や場を提供したいと考えて企画した。
 藤川昭文校長の全校放送で、イベントがスタートした。
 体育館では、新型コロナウイルス感染症の影響で昨年度は中止した餅つき大会を実施。2年ぶり8回目。はじめに、PTAの男性陣や教員がもち米をこねて少しついた。続いて、6年生が3人1組となってついた。1年生は6年生がつく姿を見学した。その後は、4年生がつき3年生が見学、5年生がつき2年生が見学の順番で行った。全体で30㌔㌘のもち米をついた。
 餅をついた6年生女児は「思ったよりモチモチしていた。久しぶり感があって、餅をつく強さが分からなかった」。
 見学していた1年生女児は「ペタペタと音がして、面白かった。ついてみたい」とそれぞれ話した。
 チャレンジフェスタでは、5年生に「防災食講座」をテーマに明石文昭堂の明石佳子さんが講話した。
 「明石文昭堂は別府駅の海側にあり、文房具だけでなく防災衛生用品も売っています」と切り出す。
 「地震などの災害は、いつ起こるか分かりません。起きたときは、電気などが止まります。自分の命は自分で守る判断をしないといけません。下校中の通学路に、危険な場所があるか確認をして下さい」と話した。
 災害が発生したときのための非常食は、7日分を用意する必要があるとし「食べることは生きることにつながります。昔はカンパンなどでしたが、今は7年保存が出来るレトルトパンや6年保存出来る煮込みハンバーグ、水やお湯で作れるオニギリがあります」と説明した。
 また、簡易トイレや家具の転倒防止水などの話をし、お湯で作れるオニギリ(昆布、ワカメ、五目おこわ、鮭の4種類)を2つずつ配付した。
 そのほかのチャレンジフェスタは、次のとおり。
 ▽1年=おはなしの会(ととけっこうの会)、自然工作教室(市社会教育課)▽2年=いのちの授業(動物愛護センター)、自然工作教室(市社会教育課)▽3年=発明ひらめき講座(別府市少年少女発明クラブ)、中国の言葉と文化の学習(永井張代さん)▽4年=手話体験(大分県聴覚障害者協会)、マネー講座(キッズマネースクール)▽5年=障害者スポーツ講座(太陽の家 池部純政さん)▽6年=九電出前講座(九電産業)、着物着付け体験(仕立屋甚五郎)