クボタスピアーズがラグビークリニック

ライアン選手らトップ選手が中学生らを指導した

 ジャパンラグビーリーグワンに所属するクボタスピアーズ船橋・東京ベイが19日から別府合宿を実相寺多目的グラウンドで行っており、21日午前10時、県内の中学生以下のラグビークリニックを開催した。別府市を中心に約50人が参加した。
 クボタスピアーズは代表選手が多く所属するチームで、昨年、別府で初めて合宿を行い、チーム過去最高の3位の好成績を残した。昨年に続いて、今年も別府で合宿を行っている。合宿地では、普及活動を含めたラグビースクールなどを行っているが、昨年はコロナ禍でできず、別府では初めての地域交流会。
 ラグビークリニックには、2019年ラグビーワールドカップ日本大会でニュージーランド代表の「オールブラックス」のライアン・クロッティ選手やリオオリンピックで4位入賞など男子セブンズの日本代表として活躍する合谷和弘選手などチームの主力メンバーが参加。
 ポジションごとに分かれて、キック、パス、タックルなどの練習を行った。選手たちは「同じスピードで動くのではなく、減速と加速で変化をつけると良い」「声をしっかり出すことが大事」などとアドバイス。合谷選手は「キックで大事なことは、ボールの落とし方」と話し、実際に正確なキックを見せた。
 ライアン選手は、子ども達にタックルの交わし方を教え、「いいステップ」と日本語で声をかけた。子どもたちはトップ選手たちのアドバイスを真剣な表情で聴きながら、取り組んでいた。