別府市は、第8回「防災まちあるき」を6日午後1時から、野口ふれあい交流センターなどで行った。
留学生をはじめ、外国人が多く暮らしていることから、多文化共生と防災の面から災害時に外国人支援を行う事業を、立命館アジア太平洋大学(APU)や一般社団法人別府市産業連携・協働プラットフォームBーbizLINKのBIP事業部と一緒に実施している。今回のテーマは「避難所でどう過ごすかを考える」。
はじめに、JR別府駅から歩いて野口ふれあい交流センターまで行き、途中でどのような危険が想定されるかなどについてみんなで話した。ふれあい交流センターでは、地震体験車に乗った。外国人留学生の多くが地震を体験したことがなく、激しい揺れに驚いた様子だった。
他にも、段ボールベッドやマンホールトイレの組立などを行い、実際に避難所で過ごす場合に、どういったことが必要かについて学んだ。
インドネシア出身のジョイコブさん(22)=APU大学院生=は「(地震体験車)は怖かった。体験したことで、実際に起こった時には、何をすべきかが分かり、とても役に立った」と話した。