別府市が令和2年度の入浴者数発表

令和2年度に最も入浴者数が多かった不老泉

 別府市はこのほど、温泉課が所管する市有温泉施設の令和2年度の入浴者数を発表した。入浴者の総数は114万8122人で、前年と比べて20・73%減少した。
 有料の入浴者数は、69万3924人(前年比28・48%減)。無料入浴者数は45万4198人(同4・99%減)で、うち高齢者優待40万4625人(同7・3%増)、その他無料入浴4万9573人(同50・9%減)。令和2年度は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無料開放イベントが実施されなかったことなどによる減少とみられる。高齢者優待は70歳以上の市民に発行していたが、令和2年度で終了した。
 利用料金(指定管理者の収入)収入は、9831万9030円(同38・87%減)、使用料(市の歳入)収入は、8543万2520円(同36・09%減)となった。
 温泉別では、不老泉が16万3851人、堀田温泉16万2千人、湯都ピア浜脇・浜脇温泉15万5546人、亀陽泉11万1356人、柴石温泉10万544人、海門寺温泉8万4764人、浜田温泉7万8276人、田の湯温泉6万1420人、湯都ピア浜脇・多目的温泉5万9966人、永石温泉4万8365人、竹瓦温泉・普通浴4万7325人、北浜温泉2万6893人、別府海浜砂湯2万319人、鉄輪むし湯1万6777人、竹瓦温泉・砂湯1万720人。
 新型コロナの影響で、観光客が大幅に減少したことや緊急事態宣言を受けて4月20日から5月末まで休業した竹瓦温泉・砂湯(同64・39%減)、別府海浜砂湯(同63・61%減)、鉄輪むし湯(同57・74%減)は大幅に減った。また、その他の温泉でも、永石温泉以外の温泉施設では、利用者が減少している。