市内堀田5組に子どもから大人まで楽く科学などを学べる「うちらぼ」(加世田国与士代表)がこのほど、開業した。
加世田代表は英国マーキュリー研究所に勤めた経験もあり、情報工学と医学の博士号を持つ。それまで勤めていた民間企業を退職し、奥さんの千絵さんと「現代版の寺子屋を作ろう」と自宅を改装して始めた。
ラボ内には、本格的な装置が並んでいる。子どもたちには、身近な題材を使って化学講座を開き、驚きや感動体験を。中・高校生には、大学での学びや将来の目標を一緒にさがしならが、自由研究や学力向上を。大学生には、留学や就職などの考え方を。社会人には、スキルアップや転職・復職に関する支援も進めたいという。
また、地域の企業と共同研究を通じて共同開発を進め、地域産物の新たな価値の創出やプランディング支援なども行っていく。
すでに、子ども対象のサイエンス講座として、ラボ以外の場所でも展開をしている。将来的には、仲間と「湯けむり研究所(仮称)」を立ち上げることを夢見ている。
加世田さんは「別府という地域に恩返しがしたいと思っています。参加者の個性や発想を活かしたオリジナリティに富んだ活動をしていきたい」と話した。
また、今日新聞の読者に「子どもトップサイエンス講座」2組を招待する(先着順)。日時は要相談で、テーマは「混ぜた色を分けるマジック」「紫芋のミラクル七変化」など5つの人気テーマから選べる。対象は小学生で、約1時間半の講座。1組最大4人で、家族や友人と一緒に参加も可。状況によっては、オンラインでの受講も出来る。
申し込み・問い合わせは、電話51・5428(午前10時から午後6時)、メールuchilab2021@gmail.comへ。ホームページ(https://uchilab.webnode.jp)もある。