「ハンの大和」代表の垣迫治志さんが16日午後4時、市立中部中学校(佐藤裕一校長)に図書費5万円を贈った。境川小学校にも贈っている。
寄贈式では、佐藤校長が「本日は、別府市教育委員会から寺岡悌二教育長、藤原良浩学校教育課指導主事が出席しています。垣迫さんは学校図書館用図書費を毎年5万円を寄贈しています。この図書を使って子どもたちが今後も読書活動を進めていきますので、ありがとうございます」とあいさつ。
垣迫さんが生徒会文化委員会委員長の福田優華さん(14)に手渡した。
続いて、垣迫さんは「私の息子も障がいがあり、小学校のときから図書館で過ごしていた。24歳になり、家業を手伝ってもらっている。崇興は、本を読むことが好きで図書室に育てられた。少しでも恩返しができて、皆さんが1冊でも多くの本を読んでくれた嬉しい」とあいさつ。
生徒会長の国武和虹さん(15)が「平成25年より(垣迫さん父子の名前を冠し)『垣迫治志・崇興文庫』として、中部中学校や境川小学校にお金を寄贈していただき、ありがとうございます。垣迫さんから贈られたお金を使って、生徒のためのたくさんの本を用意していただき、現在は150冊を超える本を図書室に置いています。生徒だけでなく、これから先の中部中生にも読まれる本になります。これからも垣迫さんに贈られた本を読んで、見解を広げていきたいと思います」とお礼の言葉を述べた。
図書費の寄贈は、長男の崇興さんが同校卒業生ということで、平成25年から続いている。図書室には「垣迫治志・崇興文庫」という文庫コーナーがある。