森田展弘大分みらい信用金庫理事長新年あいさつ

森田 展弘理事長
別府駅前通りに建設中の本店完成予想図

 あけましておめでとうございます。
 平素より大分みらい信用金庫に格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。新春にあたり、地域の皆さまのご健康とご多幸、ならびに益々のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
 さて、当金庫は大正11年4月12日に創立し、今年(令和4年)100周年を迎えます。100周年にあたっての気持ちを一言で表すと「感謝」という言葉に尽きます。これまで育てていただいた地域の皆さまへ感謝、地域に必要とされる金融機関になるように頑張っていただいた先輩方へ感謝、そして現在コロナ禍に負けずに頑張っている役職員の皆さんへの感謝の気持ちで一杯であります。100周年のテーマは「感謝」「挑戦」「共感」、スローガンは「みらいにトライ~笑顔でつむぐ百年金庫~」としました。このスローガンは役職員やOBの方々に応募してもらい決定したもので、これまでの感謝の気持ちを大事にするとともに、当金庫の創業の精神である「地域を守り続ける」という決意を新たに「未来(あす)に挑む節目の年」にしたいという想いが込められています。
 現在、当金庫では100周年記念事業の一環として別府駅前通りに本店を新築しています。旧本店は築後57年が経過して老朽化したため、南海トラフ地震等の災害に備えてお客さまと職員の安全面を考慮して建て替えるものです。令和4年10月に竣工し令和5年3月にグランドオープンする予定です。新本店は「安全性」、「快適性」、「柔軟性」、「地域貢献」、「親近感」をテーマとしています。職員の働きやすさはもちろん、バリアフリーに配慮した設計としており、災害時には地域の皆さまの避難場所としての機能も備えることとしています。また、別府駅前通りに面したスペースにはギャラリーを設置するほか、地域の歴史資料を展示するコーナーを設けることとしています。地域の皆さまに永く親しまれる本店となれば幸いです。
 なお、当地においては引き続きコロナ禍によって基幹産業である観光業や飲食業を中心に厳しい経営環境が続くことが予想されますが、この苦境の中、一所懸命に経営努力されている事業者の皆さまをしっかりとお支えすることが当金庫の使命です。引き続きお取引先の資金繰り支援だけでなく、売上向上や収益力増強等の本業支援にも力を入れてまいります。そのため、全営業店に「そうだ!みらいに相談しよう!」というパンフレットを置き、お取引先の様々な経営課題に対する支援メニューを揃えています。補助金・助成金申請や事業承継のお悩み等についてもお気軽にご相談ください。
 その他、県内の各信用金庫と連携して「おおいた県域内観光活性化パッケージプロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトは①コロナ対策②観光支援③地域DXの3つのパッケージで構成しており、地方創生を支援する日本財団の「わがまち基金」から17百万円の助成金支給が採択されました。本プロジェクトについてはアフターコロナ期を見据えた県内観光の活性化に向け、自治体や地元企業の皆さまと協調して推進していきたいと考えています。
 くくりとなりますが、当金庫は今年の100周年を機に、さらに地元別府の発展に貢献できるよう尽力していく所存ですので、倍旧のご支援ご愛顧を賜りますようお願いして年頭のご挨拶とさせていただきます。