市民や観光客の信頼と期待に応えよ

服装点検をする長野恭紘別府市長ら

 別府市消防出初式(別府市、市消防本部、市消防団主催)が9日午前9時、市公設地方卸売市場で開催され、団員、市消防本部職員、市消防署員、来賓ら計180人が参加した。
 今年も、新型コロナウイルス感染症第5波の感染状況は改善しているが、基本的な感染防止対策を徹底するため、開催場所と時間を変更し、行事内容を縮小して消防関係者のみで行った。
 国旗掲揚後、参加者は、これまでの消防職員、団員の殉職者の御霊に黙とうを捧げた後、長野恭紘別府市長らが服装点検を行った。
 表彰では、長野市長から勤続15年表彰、藤内英伸消防団長から勤続10年表彰がそれぞれ代表者に贈られた。
 続いて、長野市長が「昨年は、地震や豪雨、台風など自然災害が多い年でした。幸いなことに、別府市では大きな災害は発生しませんでしたが、近年の災害はこれまでの想定をはるかに超えるものとなってきています。皆さんにはさまざまな事態を想定し安全安心のため、取り組んで下さい。今後とも市民や観光客の厚い信頼と期待に応えて下さい」と訓示。
 来賓の松川章三市議会議長が「消防団員ならびに消防職員の皆さんには、市民や観光客の安全と財産を守るため、日々献身的なご活躍をいただいています。年末年始には、館内パトロールを行うなど市民生活に多大な貢献をいただいていることに感謝申し上げます。」と祝辞を述べた。
 山側に向かって放水点検を行い、最後に扇山を模した形に放水を行った。
 塩地奎三郎・市連合防災協議会会長が万歳を三唱。国旗を降納して締めくくった。
 被表彰者は、次のとおり。(敬称略)
 ▽別府市長表彰(勤続15年)=弥田俊文(第6分団班長)、宮﨑亮輔(同分団員)、西尾秀之(第9分団1部部長)、田中隆司(第14分団班長)、田中晃章(同)、田原聡士(同分団員)
 ▽別府市消防団長表彰(勤続10年)=手嶋麻理(女性分団班長)、永野由美子(同分団員)、保月貴恵(同)、西田宗史(第1分団員)、矢部康一郎(第3分団員)、沼田守生(同)、赤星晃(同)、後藤雅孝(第6分団員)、竹尾好史(同)、加藤仁士(第8分団2部団員)、藤内達也(同)、吉良学(同)、篠村泰之(第9分団1部班長)、河野主税(同)、今村博(同部団員)、加藤清廣(第9分団2部団員)、安部清美(同)、園上貴志(第11分団班長)、森裕二(同)、高木直久(第13分団員)、八神康之(第14分団員)