杵築市の永松悟市長は21日午後1時半、市役所で定例記者会見を開き、大分県が来週にも国に「まん延防止等重点措置」を要請する見込みを受けて、各種イベントの中止を発表した。
昨年から日出町と共催で開催している「坂道と海の城下町 杵築・日出ひいなめぐり」は2月11日から3月6日まで、杵築市と日出町で開催を予定していたが、中止することで合意。
30日の「第41回杵築市健康マラソン大会」、2月6日に予定したいた「きつきスープカフェ婚」を中止。現在開催中の「杵築市×リアル宝探し」は31日までの予定を23日までに短縮。
2月2日から4日に予定をしていた、財政状況市民説明会は延期とした。実施時期は未定。今後も、行事の中止や延期の可能性がある。
また、市立山香病院の検診センターの職員の感染が確認されたことを受けて、21日からしばらくのあいだ、検診業務を停止することも発表した。利用者に濃厚接触者はおらず、外来診療などは通常通り行う。
永松市長は「これまで経験したことがないスピードで、感染が拡大している。ひいなめぐりについては悩んだ。延期も考えたが、いつ収束するか分からない中で、再び準備をやり治すことは日程的にも厳しい。3回目のワクチン接種もいきわたっておらず、(感染拡大により)医療機関が崩壊しないようにしないといけない」と話した。