大分県と大分市は22日に2364人、23日に962人に対してPCR等検査を実施し、大分、別府、臼杵、佐伯、日田、豊後高田、中津、豊後大野、由布、宇佐、杵築、津久見、竹田、国東の各市と日出、玖珠、九重の各町、姫島村、県外の651人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。
22日は332人で、過去最多となり、23日も319人と2日連続で300人を超えた。
クラスター(集団感染)は、▽日田市の高齢者施設▽別府市の学校▽日田市の会食▽大分市の地域スポーツクラブ▽中津市の学校▽姫島村の学校▽中津市の施設▽別府市の別の学校▽大分市の施設ーで発生している。集団生活を送る学校や施設等でのクラスターが多く発生している。
2日間の年代別では、10代116人、20代115人、10歳未満102人、40代93人、30代90人、50代52人、60代39人、80歳以上25人、70代19人。複数の学校でクラスターが発生していることから、10代の感染が多いと思われる。
感染経路別では、不明220人、家族206人、知人55人、施設54人、学校44人、職場37人、県外18人、会食17人となっている。
別府市の感染者は2日間で123人。22日は74人で過去最多。23日は49人。年代別では、10代31人、20代23人、30代20人、10歳未満11人、40代と50代各9人、60代8人、80歳以上7人、70代5人だった。
経理別では、不明41人、家族28人、学校26人、知人と職場各9人、施設8人、県外2人。
別府市以外の市町村等の2日間の感染者数は、大分市312人、中津市48人、日田市26人、宇佐市25人、日出町18人、県外15人、臼杵市14人、佐伯市、豊後大野市、由布市各10人、姫島村9人、玖珠町7人、国東市と豊後高田市各6人、竹田市4人、杵築市3人、津久見市と九重町各2人、不明も1人いる。
家庭内感染が多く、家族間の感染予防対策の難しさを表しているが、家庭内でも換気をしっかりとし、健康観察を徹底するとともに、本人だけでなく、家族に1人でも具合が悪い方がいれば、躊躇なく仕事や学校を休む。家庭外では、マスクの適切な着用、手指の消毒、換気など基本的な感染予防対策を引き続き行うように呼びかけている。