大分県信用金庫協会がオンラインツアー

JR由布院駅前では、森田理事長が歓迎の横断幕を持って登場した
3市の魅力が詰まったお土産品が
抽選でプレゼントされた

 大分県信用金庫協会(会長・森田展弘大分みらい信用金庫理事長)はこのほど、大分県内の観光スポットなどを紹介する「新春オンラインツアー3市満喫縁起旅」を開催した。全国の信金と信金中央金庫の職員ら約50人が参加した。
 同協会は、大分信用金庫(和田政則理事長)、日田信用金庫(梶原智敏理事長)、大分みらい信用金庫で構成。大分県と連携して「地域の観光振興」に関する取り組みを進めており、アフターコロナを見据えた観光振興のため、全国254金庫のネットワークを活用して、大分観光の魅力をPRした。
 抽選で40人には、ツアーをリアルに感じてもらうため、事前に3市のおみやげ品として、臼杵煎餅百寿ひとひらかぼす×生姜(臼杵市、豊後感動本舗)、特別純米一の井手(同、久家本店)、フルーツピクルス(由布市、草庵秋桜四季工房)、柚子蜜(同、ことことや)、鮎のコンフィ(日田市、KIZAN倶楽部)が届けられた。
 ツアーは、各信金の職員がナビゲーターを務め、午後1時に臼杵市の二王座歴史の道からスタート。国の都市景観100選にも選ばれている場所で、歴史を感じながら町歩きを楽しんだ。2カ所目のJR由布院駅前では、森田理事長が歓迎の横断幕を持って登場。
 続く日田市の日田天領洋酒博物館では、オーナーが30年を費やして集めたコレクションを楽しみながら、日田信金の梶原理事長が「日田ハイボール」を堪能し、その味を伝えた。
 臼杵市に戻り、万延元(1860)年に創業した、160年以上の歴史を持つ老舗の倉本・久家本店で、伝統の酒造について紹介。ここでは、大分信金の和田理事長がその味の魅力を実際に飲んで紹介した。
 他にも、豪雨災害で被災した天ケ瀬温泉の現在の復興状況をお知らせしたり、JR九州の「ななつ星」を手がけた水戸悦治さんがトータルデザインをした宿「草庵秋桜」、臼杵のお土産、日田市の三隈川近くにあるKIZAN倶楽部を案内するなど、約4時間にわたり、大分県の旅を堪能した。
 お土産が当たった人は、説明を聞きながら商品を味わいながら、旅気分を満喫していた。
 新しいオミクロン株の登場で、新型コロナウイルスが再び感染拡大をし、全国的に「まん延防止等重点措置」が要請、延長されている中で、自宅にいながら観光地を楽しむのも、新しい旅の在り方も1つと言える。オンラインツアーで魅力を感じ、アフターコロナでは、実際に現地を訪れることが出来るようになるまでは。