別府市美術協会(荒金大琳会長)は「第47回五美會展」を25日、市美術館で開幕した。30日まで。午前10時から午後5時(最終日の30日のみ午後4時まで)。今日新聞社など後援。
新年を迎えるに当たり、別府市美術協会の会員による作品展を開催することにより、別府市の芸術・文化の振興と発展を目指し、あわせて各部門との交流を図ることが目的。
5部門の選抜作家と各部門の部長5人の日本画16点、洋画25点、書道22点、写真16点、工芸彫刻6点が並ぶ。また、4人の名誉会員の作品4点、同協会顧問で日展会員でもある工藤和男創元会会長の洋画、林淳一郎市美術館長による工芸作品の招待作家作品2点もあり、計91点の作品が見る人の目を楽しませた。
荒金会長は「コロナ禍で開催を悩んだが、市美術館はオープンするということで開催できました。芸術活動を皆さんに見てもらいたい。コロナ禍で、昨年より出展数は減りましたが、良い作品が集まった。今後も、各部門が協力して五美會展を続けていきたい」と話していた。
写真「春風」を出展した太田悟さん(83)は「今年も新型コロナの影響で、多くの友人たちと一緒に撮影に行くことが出来なかった。コロナに振り回された一年だった。別府市で開催する『五美會展』なので、別府市内で撮った作品を出そうと決めていた。過去に撮影した写真を見直す一年になりました」と話した。