中部中の村居さん考案のチョコクレープ

村居さん(右)が考案したチョコプレー
「ちょこたっぷり ちょこちょこクレープ」。
左は講師を務めた城島の毛藤さん

 別府市立中部中学校(佐藤裕一校長)が、地域の人や保護者をゲストティーチャーに招いて実施している「ガチンコスクールディ」で、村居梨紗さん(15)が考えたチョコレートクレープが、城島高原パーク内のクレープ&ソフトクリーム「コトンコトン」で、「ちょこたっぷり ちょこちょこクレープ」として、発売された。税込み500円。3月31日までの期間限定。
 中部中では、「夢を持ち自ら学び続ける生徒の育成」を教育目標に掲げ、様々な職業の人の話を聴き、体験することで将来への夢を持ってもらう「ドリームスクール」を目指している。
 昨年12月に行われたガチンコスクールディに城島の飲食スタッフである毛藤育子さん(25)が参加し、「おいしいはたのしい!」をテーマに講話。その際、事前に生徒にクレープのアイデアを宿題として出して、考えてもらった。沢山の生徒のアイデアの中から、この時期にぴったりな村居さんのチョコをたっぷり使ったクレープを商品化することを決めた。
 クレープには、チョコレートクリームにガトーショコラ、オレオクッキー、チョコソースと、チョコたっぷりの甘い味になっている。
 村居さんは、どのグループを選ぶか考えた時に「調理の話を聴いてみたい」と友達と毛藤さんのグループに参加した。「最近初めてクレープを食べて、とても美味しくて大好きになった。チョコが大好きなので、たっぷり入っているといいなと思って考えました」と話した。
 実際に自分の考えたクレープを見て「想像していたのよりもすごくて、びっくり」。一口食べて「美味しい!」と満面の笑顔。「甘いものが好きな人には、絶対美味しいと思ってもらえると思います。是非、食べてみて下さい」とPR。
 佐藤校長は「これまでも、ガチンコスクールディでは体験型などの授業もしてきましたが、生徒が考えたものが商品化され、社会とつながる体験ができたと思う」と話した。