別杵速見広域市町村圏事務組合議会の定例会

管理者の長野市長が上程された議案の説明を行った

 別府市、杵築市、日出町で構成する別杵速見広域市町村圏事務組合議会(黒木愛一郎議長)の定例会が7日午前10時、別府市議会本会議場で開会された。
 令和3年度一般会計補正予算として330万円を減額(補正後の予算額11億9564万2千円)。秋草葬祭場事業特別会計は140万円増額(同5億2673万8千円)、藤ケ谷清掃センター事業特別会計は、コロナ禍の影響で使用料を933万円減額すると共に、宇佐市清掃センターからの一般廃棄物の受け入れによる受託事業収入933万円を増額。介護保険認定審査会事業特別会計は、330万円の減額(同2435万4千円)を計上した。
 令和4年度の予算案として、一般会計11億4758万4千円(前年度比5135万8千円減)で、秋草葬祭場の改修事業が終了したことにより、基金繰入の減額、特別会計への操出金を減額をするなどした。秋草葬祭場事業特別会計の予算額は1億5104万9千円(同3億7428万9千円減)。藤ケ谷清掃センター事業特別会計の予算額は12億3266万2千円(同814万円増)。介護認定審査会事業特別会計の予算額は、2767万2千円(前年度とほぼ同額)となっている。
 管理者の長野恭紘別府市長が2年半にわたる秋草葬祭場の設備等改修事業が昨年8月に完了したことを報告し、上程議案を説明した。
 美馬恭子氏(別府市)が一般質問を行った。美馬氏は、地球温暖化対策に伴うゴミの減量計画につい分別収集に関して、「2市1町では、大分市のようなきめ細かい分別は出来てない」と指摘し、プラスチックゴミの分別収集についての考えを質した。
 長野管理者は「カーボンニュートラルの大きな流れの中で、世界全体で解決していかないといけない。それぞれの自治体、広域の組合で目標を定めて議論していくべき問題。構成団体の環境政策と大きくつながっている。統一した考えは一致していると思う。担当者会議の中で、統一していきたい」と答えた。
 藤ケ谷清掃センターにおける発電による充電収入について、「しっかりと協議をして、市民に分かりやすい契約にしてほしい」とした。他にも、介護認定審査会事業の介護認定者数の推移についても質問した。
 本会議を一旦休憩として、総務福祉委員会(真鍋公博委員長、12人)と環境衛生委員会(森昭人委員長、13人)を開き、上程中の議案について、審議を行った。
 本会議を再開し、各委員長が原案とおりに可決すべきと報告。表決を行い、全議案が全会一致で可決された。