別府市立図書館で8日から「おおいたそらはくin別府図書館ー宇宙を学ぼうー」が始まった。別府市教育委員会主催で、図書館開館100周年記念事業の一環。
大分空港が、アジアで初めて水平型宇宙飛行機の離着陸場(スペースポート)になることから、宇宙が身近になっている。2月には「第33回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)」がオンラインで開催され、26、27日は県民向けイベント「おおいたそらはく」が行われ、賑わった。
今回、「おおいたそらはく」で展示されていた宇宙関連本約100冊と未来の宇宙都市や空飛ぶ車などを描いたパネル6枚を展示している。パネルは一部アミュプラザおおいたで展示中で、終了後、図書館に飾られる。
本は、ISTS実行委員会組織委員長の中須賀真一さんや、宇宙飛行士でスペースポートジャパン代表理事の山崎直子さん、みんそらコミュニケーターでタレントの前田亜美さんなどがオススメする本が並べられている。ジャンルもマンガから辞典まで様々で、館内で読むことが出来る。また、図書館にも多くの宇宙関連本があり、借りて読んで楽しむことが出来る。
展示コーナーには、図書館職員が手作りしたかわいらしいロケットや中須賀さん、山崎さんのメッセージが書かれた色紙も飾られている。
また、訪れた人に「宇宙港ができたらなにをしてみたいですか」と書かれた質問カードにいろいろな夢を書いてもらい、玄関に飾っている他、感想が書き込めるスケッチブックも用意されている。
檜垣伸晶館長は「子どもたちをはじめ多くの人に宇宙に興味を持ってもらい、大分空港が宇宙港になることをイメージしてもらえればと思います」と話した。
展示は4月3日までで、別府を皮切りに、4月12日~5月8日まで久留島武彦記念館(玖珠町)、4月27日から6月5日まで杵築市立図書館、5月25日から6月27日まで三浦造船佐伯図書館へとリレーされていく。