別府市内の14小学校で23日、卒業式が挙行され、829人が学び舎を巣立った。
市立亀川小学校では、第113回卒業証書授与式が同校体育館で行われ、2クラス65人が出席した。
保護者らの大きな拍手が響く中、児童が入場。国歌傾聴後の授与式では、一人ひとりの名前が呼ばれると、児童は「ハイ」と答えて、志賀貴代美校長が「おめでとう」と声をかけて卒業証書を渡すと、児童は「ありがとうございます」とお礼を述べて受け取った。
志賀校長が「これまでの6年間には、楽しかったことも時には辛いこともあったと思います。卒業証書は毎日を一生懸命に過ごしてきた努力の証です。家族をはじめ、多くの人たちに支えて下さったことに感謝の気持ちを忘れないで下さい。6年生は1年間、新型コロナウイルス感染症の影響で色々な変更のあった学校生活を、皆さんが最高学年として『FOR 全力 団結 感謝』を合言葉に支えてくれました。大変な状況でも皆さんは6年生として、学校を盛り上げていこうと『何が出来るのか』と一人ひとりが考え、実行してくれました。その前向きな気持ちがとても頼もしかったです」と式辞を述べた。
市教育委員会の告辞、祝電が披露された後、志賀校長から黒木菜央さんに祝品が贈られ、山本きららさんが志賀校長に卒業記念品の目録を手渡した。
最後に、学び舎を後にする65人が別れの言葉を述べた。
保護者は、デジカメやビデオ、スマホで我が子の晴れ姿を納めていた。
卒業生が大きな拍手で体育館から退場後、再度、全員が体育館後方より入場し、志賀校長らに卒業生代表から花束が贈られた。