2つの事業で地域活性化を

 大分みらい信用金庫(森田展弘理事長、別府市)は100周年記念事業の一環として、信用中央金庫(柴田弘之理事長、東京都)とオープンイノベーションプラットフォームAUBA(アウバ)を運営するeiiconカンパニー(中村亜由子代表、東京都)と、別府市の地域課題を共創で解決する「SHIKINイノベーション・プロジェクト」に取り組むことになり、スタートアップ企業(新たなビジネスモデルを開発する企業)を募集している。全国で初めての取り組み。
 地域が抱える課題について、地方自治体や地元企業、信用金庫業界に加え、スタートアップ企業の持つテクノロジーや斬新なアイデアで新たな付加価値を創りだし、スピード感のある解決を実現するプロジェクト。
 取り組むのは、▽新たなタクシー観光モデルの創出=地元の魅力を知り尽くしたタクシー運転手と共に、「移動手段」だった従来のタクシーの事業モデルから、「タクシーに乗ることが価値」となる事業転換を目指し、新たな観光地体験の提供を目指す▽伝統産業「別府竹細工」若手作家がモノづくりに集中できるシステムの構築=若手作家の販路拡大や魅力の発信などにより、価値を高めてリブランニングを行うー2つのテーマ。
 課題解決策を提供できる企業を募集。締め切りは4月15日。詳しい内容や応募はhttps://eiicon.net/about/shinkin-ip2022/で。