感染者の高止まり続く

 新型コロナウイルスの感染力の高いオミクロン株に加えて、さらに感染力が強いと言われている「RA・2」の市中感染が懸念され、大分県内でも感染者数の高止まりが続いているが、別府市でも1日の感染者数が30人前後で推移をしている。
 3月の感染者数は、955人。「第6波」とされる1月は1007人、2月は1470人と増えていた。3月は千人を切る数となったが、依然として高い。
 年代別は、20代182人、10代176人、30代118人、40代117人、10歳未満108人、50代82人、80歳以上73人、60代54人、70代45人。2月は前年代が100人を超え、まんべんなく感染者がいたが、3月になって40代までは100人超えだが、年代が高くなるほど感染者は減少している。
 感染経路別では、不明365人、家族318人、施設102人、学校56人、職場41人、医療機関33人、知人27人、県外10人、会食3人。学校や高齢者・幼児施設、医療機関でクラスターも起きていることが影響しているとみられる。また、2月3日以降確認されていなかった会食による感染が3月25日から少しずつみられるようになっている。年度末による送別会などで会食する機会が増えていることが要因の1つと思われる。
 1月5日から3月末までの感染者数は3432人にのぼり、経路不明者は1220人となっている。別府市では、3月末までの予定だったPCR検査センター(旧山の手中学校)を6月末まで延長することを決め、無症状の感染者の早期発見に努めると共に、3回目のワクチン接種について、2回目から6カ月を経過した人に対して、順次、接種券を発送して、接種を促している。