大分県は12日、新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者について、家庭内で感染した人が出た場合の行政検査のあり方について、対象者を限定すると発表した。今週中にも体制を見直す。
これまでは、家庭内で感染者が確認された場合、保健所が全員に対して行政検査を行っていたが、今後は▽65歳以上の高齢者▽40~65歳未満で基礎疾患などのハイリスクがある人▽妊婦―に限定する。ただし、陽性者と最後に接触した日から7日間は、不要不急の外出を自粛し、健康観察を呼びかけている。保健所の負担を軽減するとともに、重症化リスクの高い人への対応を強化する。
症状が出た場合は、医療機関に事前に連絡をした上で受診を。