大分県が改良工事を進めている都市計画道路「富士見通南立石線」の新しいルートがこのほど、暫定的に供用を開始した。片側2車線の4車線を整備しており、片側1車線での供用開始となった。
別府土木事務所によると、同線は、国道10号と東九州自動車道別府インターチェンジを結ぶ幹線道路として都市計画決定がされている。平成6年に事業を開始して以来、28年目での供用開始となった。
交通量が多く、道幅が狭いうえに急カーブが連続する道路。橋を設けるなどして新しい道を作り、カーブを緩やかにするなどした。区間は0・8㌔㍍。
当初は平成17年度末に完成を予定していたが、用地取得に遅れがあったことや掘削工事で温泉由来の汚染度が見つかり、その処分に長期間を要したことから、完成が伸びていた。
これまでの生目神社方面への旧道も利用できるが、市中心部から旧道に直接進入することは出来ない。手前の丁字交差点を左折して高架下を通る道から入る必要があり、注意が必要。土木事務所では、今年度中に片側2車線の工事完了を目指している。