別府市亀川四の湯町二区老人クラブ・白寿クラブ「輪」(野村幸雄会長、56人)は3月24日午後2時、古切手8504枚を別府市社会福祉協議会に寄託した。9年目で合計7万4627枚を寄託している。
会員は、古切手収集活動を平成25年度のクラブの再結成・再出発を機に始めた。会員誰もが自宅で体力もいらず、ハサミさえあれば簡単に出来る古切手収集を社会貢献活動として取り組んでいる。
贈呈式は、別府市北部コミュニティセンターあすなろ館2階で行われ、野村会長、藤本広子副会長、佐々木たか子理事兼会計が出席。
釜堀秀樹・市社会福祉協議会常務理事に古切手を手渡した野村会長は「本来なら市社会福祉協議会におもむいて寄託をするのが筋だと思いますが、釜堀常務理事の計らいで我々の準地元あすなろ館で贈呈の場を設けていただき感謝しています。多くの方の支援で暮らしていますので恩返しと、何かクラブが一つの方向に進み社会とのつながりを持とうとしています。来年は10年目になります。1枚でも多くの切手が集まればと思います」とあいさつ。
釜堀常務理事は「こんなに古切手を収集するのは大変だったと思います。コロナ禍の中、活動自粛や外出の機会がない中、人と接する機会が少なくなっています。皆さんで輪になって古切手を集める活動に敬意を表します」と謝辞を述べた。
古切手は、寄託された市社会福祉協議会が大分県ボランティア・市民活動センターに届けて、県盲人協会の活動費として使われる。
ペットボトルキャップを寄贈
古切手を寄託して盛り上がる白寿クラブ「輪」(野村幸雄会長、56人)は24日、今年度に集めたペットボトルキャップ59・2㌔㌘も市リサイクル情報センターに寄贈した。
ペットボトルキャップは、有価ゴミとして微々たる換金率だが発展途上国のポリオワクチン購入の原資の一部に有効利用されることを知り、クラブの新たな社会貢献事業の取り組みとして始めた。
今回の59・2㌔㌘のペットボトルキャップは、2万3680個(1㌔㌘400個換算)でポリオワクチン47人分となる。