別府市元町の銀座裏に「元町バル」はある。店主の樋口太さん(49)による手作りイタリアンが人気だ。
2013年のオープンから9年目。この間、独学でイタリアンを勉強してきた。営業は午後6時からだが、早いときは昼前から厨房に入り、小麦粉を練る。パスタ、ピザ、フランスパンとすべて手作り。一番人気のスパゲティ・ペペロンチーノは麺だけでなく、ベーコンも手作りする。きしきしとした歯応えがあり、乾燥麺とは一味違う。
ピザはマリゲリータが人気で、アヒージョの注文も多い。客層は学生や若い人が主流だ。女性客のためプリンやフォンダンショコラも用意している。ドリンクも生ビール、ハイボール、焼酎、日本酒からモスコミュールなどのカクテルもできる。
カウンターとテーブルで収客は20人だが、厨房スペースを広く取っており、味にかなりこだわりがある。以前、大工を経験したため、お店の内装も手作りした。何かを作るためには手間暇を惜しまぬ性格のようだ。
「食を通じて人を増やし、街に貢献したい。これからも料理の道にまい進したい」と樋口さん。
営業時間は午前0時まで。日曜日がお休み。電話050・1442・7088。