別府市子どもの読書活動推進計画に係る策定委員会(委員長・古川元視別府大学短期大学部初等教育課幼児・児童教育研修センター所長、16人)は第3次計画の報告会を20日午後2時、寺岡悌二教育長に行った。
計画は、子どもたちが自ら本を取り、本を読み聞かせてもらいたい、本を読みたいという気持ちが叶えられる、別府ならではの環境整備と大人の意識改革にも取り組む。
「『読書が大好き』別府っ子」をめざす子ども像とし、▽別府ならではの読書環境の整備の実現=年齢、性別、人種などに関わらず多様なすべての子どもたちが読書を楽しめる環境づくり▽幼少期からの読書習慣の形成=子どもたちが自発的に本を読みたくなるような読書習慣を形成する▽大人の意識改革=子どもたちのロールモデルとなる大人が読書の楽しさ、面白さを再認識・再実感できる大人の読書活動推進」を進めるー3つの基本方針を基に、各種事業を進める。計画は、令和4年度から8年度まで。
古川委員長と平石栄二副委員長が出席。古川委員長が寺岡教育長に計画書を手渡して「何度も協議を重ね、パブリックコメントを経て策定しました。何故、読書を推進しなければならないのか、根本的なことを話し合いました。結果、読書は生活をより良くし、未来を切り拓いていくことものだということにたどり着きました。大人にも子どもにも一定数の不読の人がいます。時間がない、ゲームをさせておけば静かなど様々な理由があります。今後は、この計画を着実に推進してもらいたい」と話した。
寺岡教育長は「すへての小・中学校に司書を配置し、読書活動を推進しています。令和7年には、待望の新しい図書館も整備される予定です。すべての子ども達が心豊かに生活を送り、夢や希望を実現し、読書を通じて自信や誇りが養われることを願っています。連携して計画を推進していきたい」と述べた。