日出町で「第37回城下かれい祭り」

子どもたちが漁船に乗り込んで、城下かれいの稚魚を「大きくなってね」と願いを込めて放流

 第37回城下かれい祭りが14日から始まり、日出町内6店舗で城下かれい料理をお得に楽しめる賞味会が行われている。毎年人気で、今年も予約はすぐに満杯となった。また、新型コロナウイルス感染症予防対策として、今年もイベントなどは行わないが、一部の関連行事を14日に行った。
 午前9時、城下海岸の「城下鰈供養塔」前で、本田博文町長らが参加して供養祭を行った。神事は、八津島神社によって執り行われた。
 午前10時30分からは、日出町中間育成施設からかれい放流と漁船クルージングを実施。中間育成施設では、真子かれいを育てており、放流用に約10㌢まで育てた稚魚約700匹を準備。親子連れ68人が参加。
 中山公夫大分県漁業協同組合日出支店漁業運営委員長がライフジャケットの正しいつけ方を説明して「安心して、楽しんでください」とあいさつ。1隻につき12人が乗り込んだ。
 沖まで出ると、バケツに入った稚魚を「大きくなってね」と声をかけながら、放流した。その後、クルージングを楽しんだ。