うちらぼとみんなの教室がコラボ講座

紫イモの液体を使って性質よって色が変わる実験をした

 別府市堀田の「うちらぼ」(加世田国与士代表)と上田の湯のあるフリースクール「みんなの教室」(髙部春菜代表)はコラボしてサイエンス実験講座「スライムで広がる宇宙と温泉の世界」をこのほど、みんなの教室で開催した。フリースクールや一般の子どもたち14人が参加した。
 はじめに、紫イモの液を使った実験を行った。スポイドで液を少量とると、タマゴカップに注いでいく。その中に、かぼす汁、重層、石けんなど身近にあるものや、子どもたちが採水してきた温泉水を入れて混ぜるとどうなるかを観察した。
 紫イモにはアントシアニンが多く含まれており、混ぜる液体の性質によって、アルカリ性なら緑や青に、酸性ならピンクに変わる。子どもたちは不思議そうに眺め、複数の液体を混ぜ合わせるとどうなるかなどを試していた。
 次に、スライムを小さくちぎってタマゴパックに入れて様々な液体を入れて、どう変化するかを学んだ。最後に、うちらぼが独自開発した「スライムビッグバン実験キット」を使って、温泉水を調査した。138億年前にできた真っ赤な「火の玉宇宙」を創造させる実験を行った。
 加世田さんは「楽しかったなで終わる人と、何でかな?自分ならどうするのかを考える人では違う。いろんな事に興味をもって観察することが大切」と話した。
 子どもたちは「これとこれ混ぜたら何色になるかな」などと、みんなで話しながら、好奇心いっぱいに実験を楽しんでいた。