別府市協働のまちづくり推進委員会(福谷正信委員長)は20日午後1時半、市役所で第2回委員会を開いた。
議事では、令和3年度の協働推進事業の実施状況や人材育成、ひとまもり・まちまもり協議会の取り組みについて報告があり、意見交換をした。
採用2年目の職員17人への協働に関する意識調査では「認識としては変化はないが、協働について考えて答えていると感じた。地域づくりとして実践できると思われる提案もあった」と評価。地域の活動への参加は、4人のみで、不参加の理由としては「きっかけがない」という答えが多かったことから、若い世代は活動に参加するきっかけづくりが必要とした。
人材育成については、より多くの市民等が協働に関心を持って、地域づくりの担い手として自分に出来ることを認識してもらうことが重要となる。行政においては、各課に配置した協働推進員や新採用時の協働研修、各課の協働事業調査を行う。市民や地域団体に対しては、ひとまもり・まちまもり協議会の組織力強化や地域づくりのコーディネート。NPO法人や企業等に対しては、組織が持つノウハウやネットワーク、情報などを活用して、新しい公共サービスの提供主体となってもらえるように、中間支援組織の育成などに取り組む。
委員からは「子どもの頃からの体験が大切になるのではないか」「地域の成り立ちを知れば、感じてもらえるものがあるのではないか」などの意見が出た。
また、概ね中学校ごとの自治区で組織する「ひとまもり・まちまもり協議会」の取り組みについて、地域の担い手育成事業やひとまもり・まちまもり事業について、同協議会で外部評価を行う旨の説明が行われた。