第22回別府アルゲリッチ音楽祭の「室内楽コンサート」が22日午後6時、ビーコンプラザ・フィルハーモニアホールで開催され、1005人が来場した。3年ぶりの別府公演となった。
初めに、清水高師さん、栗原壱成さん(ともにバイオリン)が「2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調op・3―3」(J・M・ルクレール)を演奏。続いて、マルタ・アルゲリッチ氏が出演し「パルティータ第2番BWV826ハ短調」(J・S・バッハ)を独奏した。
休憩後、三浦一馬さん(バンドネオン)、清水さん、栗原さん(ともにバイオリン)、小峰航一さん(ヴィオラ)、辻本玲さん(チェロ)で「ファイブ・タンゴ・センセーションズ」(ピアソラ)を披露。最後に、アルゲリッチ氏、清水さん、栗原さん、小峰さん、辻本さんの5人が演奏する「ピアノ五重奏曲 変ホ長調op・44」(R・シューマン)の音色が響いた。会場は、大きな拍手が鳴り響いた。
3年ぶりの別府公演に臨むアルゲリッチ氏が「大分のお肉を美味しく食べて元気になった。東アジア文化都市開幕式典で演奏できること嬉しく思う。大分県がこの事業を契機として『文化都市』として世界に誇れるよう成長していくことを期待している。別府アルゲリッチ音楽祭関連コンサートで、直前に訪れた水戸市の取り組み、姿勢は熱心だった」とコメントした。