新図書館整備を市民と共に考える

グループごとに図書館に臨むことについて自由に意見を出し合った

 別府市教育委員会は、新図書館整備事業を市民と共に考える「オープンプラットフォーム会議」の9回目を20日午後7時から、市役所で行った。
 新しい図書館をつくるプロセスを共有して、市民と図書館との関係性をつくる公開型のミーティング。今回のテーマは「わたしたちの図書館」。
 森本悦子学校政策課参事が「私も担当するまでは、図書館は使う人が来るパブリックスペースだと思っていました。今は、1人ひとりが居心地がよい場所で、マイパブリックスペースだと思っています。現在の図書館は、残念ながら約2割しか利用してない。今回は、アワ(私たちの)パブリックスペースのご意見をいただければと思います」とあいさつ。
 はじめに図書館のコンセプトなどについて説明があった。新しい図書館は、性格の違うラーニングコモンズ(学び・交流の場)、アクティブコモンズ(出会い・発見の場)、クリエイティブコモンズ(創作・発表の場)の3つのコモンズ(みんなの居場所)で構成される。
 先進地の事例なども示し、5つのグループに分かれて、タブーなしの自由な発想で意見を出し合った。参加者からは「四季を感じられる場所」「託児スペース」「音楽が流れている」「パートナーとして運営に参加し、意見が言える場」「靴を脱いで本が読める場所」「テレワークやオンラインが出来る」「木製の本棚や机」「本が主な場であってほしい」などの意見が出た。
 これらの意見も踏まえて、今後の整備計画を進めて行く。