別府市が防災パトロール実施

県が行っている境川の砂防ダムで説明を受ける関係者

 別府市は2日午前9時、令和4年度防災パトロールを市内5カ所で実施した。別府市、国土交通省大分河川国道事務所、大分県別府土木事務所、県東部振興局、陸上自衛隊第41普通科連隊、自衛隊大分地方協力本部、別府警察署、消防団など関係者24人が参加した。
 梅雨や台風など風水害が多くなる時期を前に、災害が予想される箇所の現状把握と防災活動強化を図るのが目的。
 防災パトロールによる危険度ランクは、大分県の基準により最も危険度の高いAからCまである。今回パトロールを実施したのは、境川(大字鶴見)、板地川(堀田)、観海寺川、耳取(朝見3丁目)のAランク4カ所とBランクの堀田温泉。
 開会式は市役所で行われ、白石修三防災局長が「近年、風水害や地震などの自然災害が発生しています。別府市では昨年は4回の避難所開設をしましたが、幸いにも大きな被害はありませんでした。しかし、昨年なかったから、今年も大丈夫とは言えません。自然災害はいつ発生するか分かりません。備えあれば患いなし。いつでも対応できるようにしておくことが重要だと思います」とあいさつ。
 さっそく、パトロールに出発した。最初に訪れたのは、自衛隊別府駐屯地山側で県別府土木事務所が砂防ダムと、県東部振興局が治山ダム事業を行っている、境川の現場。平成28年の熊本地震で山腹のはがれが確認され、それまで3基の砂防ダムがあったが、さらに3基を追加設置中で、2基はすでに完了。平成6年度完成予定。東部振興局の事業は、8基を設置予定で、今年度中に終了する見込みであることが説明された。
 砂防ダムは、土砂災害防止を目的に作られるが、治山ダムは森林法に基づいて森林の維持を主な目的としている事業。
 その後も、危険個所を回り、午後からは結果をもとに意見交換をした。