6月は環境について考える月間

県産業資源循環協会
別杵国東由布支部メンバーらが
街頭で不法投棄防止を呼びかけた

 6月5日は「環境の日」。1972年6月5日にスウェーデンの首都ストックホルムで開催された「国連人間環境会議」を記念して定められたもの。日本の提案を受けて、5日を「世界環境デー」とし、6月を「環境月間」にしている。
 大分県では、環境保全のため、夏場に向け電力需要が高まる時節である夏至の日と七夕の日に、「おおいたうつくしキャンドルナイト」として、ライトダウン・ライトオフなどを呼びかけている。午後8時から同10時の2時間、不要な電気を消すだけ、という取り組み。電気などのエネルギーを無駄遣いしないよう心がけることは、二酸化炭素など温室効果ガスの削減にもつながることから、事業所や家庭での参加を呼びかけている。実施日は、21日と7日7日。
 また、一般社団法人大分県産業資源循環協会別杵国東由布支部(山下唱徳支部長、42社)は毎年1日に街頭啓発などを行い、不法投棄防止の活動を続けている。不法投棄をなくすことで、環境保全につなげるのが目的。
 1日午前8時前、国道10号沿いの九州横断道路入口交差点で、協会メンバーの他、別府市、杵築市、国東市、由布市、日出町の行政関係者や大分県東部・国東・中部保健所など関係者32人が参加した。
 「不法投棄撲滅」と書かれた横断幕やのぼり旗を掲げて、通行するドライバーに環境問題について考えてもらうきっかけづくりを行った。
 山下支部長は「不法投棄の撤去作業は未だになくならない。撤去には多くのお金もかかります。捨てる方は罪の意識はないかもしれませんが、不法投棄は犯罪だということを分かってほしい」と話した。
 別府市内の不法投棄は、令和3年度は32件、395㌔㌘だった。令和2年に比べると、19件、535㌔㌘減少している。