別府市は令和4年度別府市民生委員・児童委員総会を3日午後1時半から、市公会堂で行った。対面での総会は3年ぶりで、188人が出席をした。
はじめに代表が民生委員児童委員信条を読みあげた。例年は全員で読み上げるが、新型コロナウイルス感染症の予防対策として、代表者のみとした。
引き続き、物故者に黙とうを捧げ、厚生労働大臣表彰や全国民生委員児童委員連合会長表彰、九州社会福祉協議会連合会長表彰の伝達を行った。名誉会長である長野恭紘別府市長が「皆さんの日頃の地道な活動は、広く世間に認められています。2年半にわたるコロナ禍で地域活動の中止や制限があると思います。皆さんのおかげでそんな中でも活動をしてもらっています。地域の最前線で活動する皆さんの力なくして明るい地域づくりは出来ません。一緒にやっていきたい」とあいさつ。
▽住民の身近な相談・支援者としての活動をすすめる▽家庭の孤立を防ぎ、地域社会全体で子育てができる環境づくりをすすめる▽関係機関・団体等と協働し、安心して暮らせる地域社会づくりをすすめる▽人権への理解を深め、住民の立場に立って常に自らの活動を点検し、人びととの信頼に基づいた活動をするーなどとした大会宣言を採択した。
引き続き、別府市民生委員・児童委員協議会(高橋洋明会長)総会が開かれ、令和3年度の事業・決算・監査報告、令和4年度事業計画案・予算案について審議、承認した。
高橋会長が「国のこども家庭庁の設置に伴い、児童委員の制度がそちらに移されることになりますが、地域においてはこれまで同様に一体として活動をしていくことになると思います。分けては活動できない。コロナ禍で大変でしょうが、感染予防に十分気を付けて、無理をせず活動をしてほしい」とあいさつ。
令和4年度も「我が事・丸ごと地域社会実現」に向け、活動方針と目標を掲げ、各種大会や研修にも参加する。