別府市の人権教育学級開級式

開級式のあとには人権問題全般についての学習を行った

 別府市は、令和4年度別府市人権教育学級の開級式を9日午前10時、市役所で行った。今年で41回目。約40人が参加した。
 部落差別問題をはじめ、様々な人権問題について正しく理解し、その解決に向けて差別のない共生社会の実現を目指すのが目的。PTA会員に受講してもらい、学んだことを日常生活はもちろん、PTA活動や地域活動に活かし、広げてもらう。
 河野幸夫市共生社会実現・部落差別解消推進課長が「コロナ禍で、国籍を問わず差別や誹謗中傷が別府市でもありますが、絶対にやってはいけないことです。思いやりの心で人権を尊重し合う持続可能な共生社会実現につなげていきたい」とあいさつ。
 昨年度の学習の様子や今年度の進め方について説明。1回目の学習会があり、人権課題全般について学んだ。人権問題は、部落差別、子供、女性、高齢者、障がいのある人、医療を巡るもの、外国人、性的少数者など様々な問題がある。「『寝た子を起こすな』論があるが、そうではなく、正しい知識と情報をもとに行動することが大切」などと話した。
 学級は、来年2月16日まで、全8回行われる。