6月別府市議会定例会の一般質問④

 令和4年第2回別府市議会定例会は13日午後1時、一般質問で首藤正氏(自民党議員団)、野口哲男氏(同)が質問し、市長の政治姿勢、別府市の農業、教育行政、道徳教育について質問した。

市長の政治姿勢について

首藤正氏(自民党議員団)

首藤 正氏

 首藤正氏は市長の政治姿勢として2期8年目を迎えて「多くの市民から『若い市長だが、他の市町村に負けない立派な市長』との声を聞く。市長の自己評価は」と質問した。
 長野恭紘別府市長が「かかげた公約は総合戦略などに反映した。職員や関係各位、そして市民と一緒に進めていこう、別府を一つにしようと思い、そしてできた。45の公約のうちのほとんどが実施済みや進行中。課題や問題があるので、今はしっかりと目の前の出来ることを職員とともに、そして市民と一緒に努力をしながら市民との約束を実現できるように一歩一歩、こつこつと自分に出来ることを実現していきたい」と答えた。
 首藤氏は「市長が就任して現在まで、やりたいことや出来ないことなどがある。大事なのは財政や組織ではないか。これから市政の発展をするために、それをどのようにするのかが重要な課題ではないだろうか」と質問。
 長野市長は「財政については、別府市は県内で比較しても良好な状態にある。しかし安定的な財政を図りながら、バランスを考えてやらなければ、今回のようなコロナ騒動があったら税収が減り基金を切り崩してもやらないといけないことがある。それを加味しながら財政運営をしっかりとする。自分自身で言い出したことを、その姿かたちが見えるまでやりたいというのは自分の責任。自分自身の使命や役割を全うしていきたい」と答えた。
 そのほか、別府市の農業について質問した。

道徳教育について

野口哲男氏(自民党議員団)

野口 哲男氏

 野口哲男氏は道徳教育について「道徳という言葉の意味は、仁・義・礼・智の4つだと思う。教育委員会はどうか」と質問。
 松丸真治学校教育課長が「学校における道徳教育の目標を達成させるために指導すべき内容項目を端的に表すと、思いやり、社会性、礼儀、規則の尊重が当たると考えている。これを含め、小学校の内容項目は1・2年生で19項目、3・4年生で20項目、5・6年生で22項目、中学校は22項目が示されている」と答えた。
 野口氏は「道徳という言葉を我々がしっかりと理解した上で、青少年の育成などに活かしていくことが大事。大人の責任として、我々が考えないといけない」。
 「テレビの暴力的な振る舞いや、ゲームで命を奪うような表現にも問題があり、子どもに与える影響が大きいのではないか。今後の道徳教育の取り組みは」と質問。
 寺岡悌二教育長が「他人を思いやる心、命や自然を大事にする心、良いこと悪いことを判断する心を道徳的価値を備えた心を育てないといけない。授業では、一つの価値を押し付けるのではなく、一人ひとりが考えて議論する道徳を取り組んでいる」と答えた。
 野口氏が「道徳教育を実行して、日本一の道徳の街づくり別府を提言する」と述べた。
 長野恭紘別府市長は「指摘をしっかりと受け止めて連携を取りながら、教育を打ち立てていく」と答えた。
 そのほか、教育行政についても質問した。