日出町の偉人・帆足万里の171回忌の忌辰祭が14日午前9時、菩提寺の龍泉寺で執り行われ、関係者9人が出席した。
帆足万里は、「豊後の三賢人」と称される日出町出身の江戸時代後期の儒学者で経世家(政治・経済の論者)。教育者として、家熟「稽古堂」や私塾などを通じて、生涯の年月、多くを門弟の育成に情魂を捧げた。学者としては、和・漢・洋の学問、医学・天文学・歴史・兵制など幅広し分野に通じていた。また、政治家としても才能を発揮し、天保3(1832)年から約3年間、日出藩の家老として財政的に行き詰まっていた日出藩の藩政改革に取り組んだ。
工藤智弘実行委員長があいさつ。山崎祐介龍泉寺住職が読経を行い、参列者が焼香して冥福を祈った。