別短大と附属幼稚園がコラボ

短大生に箸の使い方を教えてもらう園児

 別府大学短期大学部食物栄養学科は、附属幼稚園の園児を対象にした食育実演プログラム「もぐハピこどもキッチン」を10日から6回、実施した。今回が初の試み。
 将来、栄養士を目指す食物栄養学科2年生が、自ら作製した食育教材を用いて、3歳児クラス(年少組)から5歳児クラス(年長組)の園児へ食育指導や調理実習を行う。
 この活動を通して、子どもたちが食べる喜びや楽しさを知り、食べ物への興味や関心を持つことで、食の大切さに気づいて自ら進んで食べようとする気持ちが育つことを期待している。
 23日午前10時30分、附属幼稚園でたんぽぽ組(4歳児クラス)19人に対して、同学科Aクラス19人が「食事のマナー(お箸の持ち方)」を実施。学生が箸の使い方として「はさむ」「きる」「掴む」などを紹介。その後、箸の持ち方や使い方を実際に教えた。そして、園児は箸を使って、学生が作ったキャラクター付き練習カップに球体などを入れた。
 園児は「箸を使って、物をカップに入れるのが楽しかった。上手く出来た」。
 学生の佐藤美侑さん(19)は「教えるのが難しかった。園児が次第に心を開いてくれて仲良くなって、箸が持てるようになったのが嬉しかった。この取り組みは良い経験になり、今後に活かせると思う」とそれぞれ話した。
 これまでのプログラムは、次のとおり。
 ▽おにぎりづくり=3歳児のもも組17人(10日)、うめ組17人(14日)▽みそづくり=5歳児のふじ組28人(17日)、あじさい組27人(21日)▽食事のマナー(お箸の持ち方)=4歳児のすみれ組19人(24日)